キャンプの本質とは?
- FOME
- 2016年6月28日
- 読了時間: 5分
先日宮城県キャンプ協会主催の「キャンプインストラクター」に参加してきました。
キャンプインストラクターというのは野外活動をする上で講師の資格が取れる為、
今までただ単純にキャンプが好きということで、キャンプをしてきましたそもそもなぜキャンプが好きなのか?そしてそれを仕事としてやっていこうと思った意味を知りたく、参加した次第です。
場所はARABAKI fest.でおなじみの「エコキャンプみちのく」です。
今年は出展で参加させて頂きましたが、ARABAKIのイメージが強いので、人が少ない「エコキャンプみちのく」はとても違和感がありました。
参加者の方々は色々な理由があって参加されていて、自分と同じくこれから仕事で使う人、家族の為に取得する人、自分の経験の為に取得する人など様々で友達で参加されている方や、1人で参加されていて見ず知らずの方々が殆どです。
まずは座学から学び、テントを立て、火の起こし方、その間チーム編成を行い炊事を開始。
チームは4人編成で時間は1時間で料理は3品という課題でした。

即座に役割分担が行われ、料理が出来る女性が主となり、男性は火起こしへ。
今日初めて会ったのにも関わらず、一つの目標に対しての行動、役割、息の合った連携はとてもスムーズで あっと言う間に料理が完成。
限られた時間の中での判断力、そしてチームワークがなければ完成しなかった料理。
そこにはキャンプの醍醐味が十分詰まった時間でした。






そして何と言っても午前中から座学、設営、炊事とヘトヘトになっている中でみんなで作ったご飯を食べるということ。
普段何気なく食べているご飯も、誰かの手によって作られているということ、もちろん命を頂いているということもそうですが、当たり前かもしれませんが、本当に感謝をしなければならない事なんだと改めて気付かされました。
そしてこの風景。

自然の恵みに感謝し、普段流れている時間もこの時だけはとてもslowに、色々な事を考えさせてくれる贅沢な時間となりました。
当たり前のことに感謝し、今日の夕日は今日しかありません。自然は色々な事を教えてくれます。
そしてキャンプと言ったら、やはりこれが無くては終われません。
そうキャンプファイヤーです。

普段のキャンプでも焚き火台を使って焚き火を行いますが、なかなかこのサイズの火を起こすことは出来ないので、見ているだけでも心が落ち着きます。
しかしながらキャンプインストラクター。
キャンプファイヤーのアクティビティが勿論あります。
みなさんも経験あると思いますが、小さい頃に歌ったことや、ゲームをやったと思います。
そして大人になっていざやってみると、これが非常に楽しいです。
チーム以外の方々とは余り接点がなかったにも関わらず、この場では手を繋いだりして距離が一気に近くなります。
こうやってキャンプファイヤーというのは、距離を縮め団結力が高まるものなんだと知ることが出来ました。
火の力は偉大です。昔からこうして伝えられてきたんだと思うと、感慨深い物がありました。
そして本日のスケジュールが終わり、更にキャンプの楽しさを学べる夜の宴が夜中まで続いていきます。

キャンプの朝は早い。日の出と共に朝が明るくなるので嫌でも目が覚めます。
2日目も座学から始まり、ネイチャープログラム体験を行いました。
普段何気なく生活していても鳥のさえずりや、風の音、森の音、虫の音をゆっくりじっくり聞く時間は中々捻出できないと思います。
こうして耳を澄まして聞いてみると、自然の声は色々な音色があってそこには命があって生きていることをまじまじと実感します。
そして最後はヒューマンチェア。相手にどれだけ自分を投げ出して信じられるか?
そこにはたった2日だけど信頼関係や絆ができていたヒューマンチェアでした。

この2日間で得たもの。
やはりなんでもそうですがチーム力。最高の仲間がいたから美味しい食事が作れたし、課題も一つ一つクリアーでき、その度に最高の笑顔が生まれました。
信頼や絆がなければ心の底からの笑顔は生まれないし、仲間がいるから助け合える。人間本来の助け合いの精神が学べたと思います。
そしてキャンプを通じて自然の偉大さ。
どんだけ人間が凄くても自然の猛威には敵わないし、自然と向き合うことで個の存在、仲間の存在が必要になってくる。
一人では出来ないことも、みんなが集まって知恵を振り絞れば出来ないことはないし、最高なものが創れる。
火は時には脅威を振るうこともあるけど、人を癒す力も、勇気も与えてくれる。
キャンプには生きて行く術、人との関わり方、自然との共存の仕方、そして仲間の大切さを改めて気付かせてくれる力があることを学びました。
キャンプの本質とは?
それは昔の人が生きてきた術を学び、人間本来の助け合う心、自然への思いやり、人への思いやりを気付かせてくれる。
自然も生きているし、虫も鳥も生きている。
自然と共に
もっともっと多くの人が自然と向き合い、今の社会がいかにちっぽけなことと思える様になることを。
自然が教えてくれるし、キャンプが伝えてくれると思います。
最後に今回企画して頂きました宮城県キャンプ協会のみなさま、スタッフのみなさま。設営や準備ありがとうございました。笑顔あふれそして学びの2日間でした。
そして今回縁あってチームとなって共に生活したチームのみなさん、参加したみなさん。
楽しかったね。たった2日間でしたが、とても貴重な縁を頂きました。
ありがとうございます。また必ず会いましょう!!
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